マーケット分析(5月18日)

足元のドル円の状況を考えてみました。

最初に考えるべきは、金利差かと思います。

足元の金利差、将来の変更予想(中銀予想)、その後の経済指標、イベント、経済動向を受けた、市場の読みを受けて、金融機関が予想を作るので、そのコンセンサスを市場が徐々に織り込みます。

今回の関税の影響は、中銀の当局者も不確実性が高く、予想を断念し、落ち着くまで様子見する姿勢を示しているケースが多いです。

関税の影響で経済がどのように動くのか、それを受けて、金利がどのように動くのか、を考えていきましょう。

個人的には、ドル円はまだまだ落ちると思います。

理由としては、日本の実質金利(金利-インフレ)が低くく、米国の実質金利が先進国で最も高い状況です。

この状況を作り出しているのは、米国1強の世界経済体制、日本のデフレ脱却に向けた方針、がサポートですが、米国の世界経済をけん引する原動力となっている米国内の個人消費は、金利上昇により、一時的な冷え込みが予想される中、関税の影響もあり、物価高による消費冷え込みも予想されます。

日本は、実質金利が-2%となり、これからインフレ加速による金利上昇圧力が高まることが期待されます。さらに、日米貿易戦争では、日本の輸出産業への圧力が予想されます。円安是正も一つ可能性があるトピックです。

さらに、実際の物価で考えると以下の通り、歴史的な円安です。

対外純資産が多く、自動車などの輸出産業もある中、日本経済成長において、円安メリットが大きいものの、日米金融政策が反転しつつある中で、歴史的なドル高・円安に位置する状況下、絶好の円買い好機ととらえてよいでしょう。

一方、為替は、あがったりさがったりしながら動くので、上がったときに売ることが必要です。

足元145円半ばで、139円半ばがビックサポート、140円から150円のレンジで、147~149円で戻り売りするイメージを維持しましょう。下がっても買わないほうが、良いと思いますし、あまり期待せずに1円程度抜けたら利食っていくことを繰り返し、チャート的にも152円を抜けたら損切したほうがよいと思います。

今後、より細かいディールも共有しておきますね。

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